グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


当院について

磐田市病院事業管理者挨拶


新年のご挨拶

磐田市病院事業管理者 鈴木昌八

平素より当院の病院運営にご厚情を賜り御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。

穏やかな幕開けを願っていた2024年ですが、元日早々に能登半島を震源とする大規模な地震が発生しました。甚大な被害により犠牲となられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますと共に、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援のために現地で尽力されている方々に深く敬意を表します。被災地の皆様の安全と一日も早い復興を衷心よりお祈り申し上げます。

さて、昨年を振り返ってみると、3年超に及び対応してきた新型コロナウィルス感染症の位置づけがゴールデンウィーク明けから5類に変わり、ようやく平時の状態に戻りました。2021年度開始の磐田市立総合病院第3次中期計画の折り返しの年でもあったことから、当院の役割を再確認し、職員一丸となって従前の姿を取り戻すべく努力した年でした。医療従事者の確保がままならぬ時代に入り、働き方改革がクローズアップされる中で、組織がひとつになって取り組んだ第三者機関による病院機能評価の更新受審、中東遠医療圏で初となる看護師の特定行為研修指定研修機関の認定、さらに今年度から6年にわたる公立病院経営強化プランの策定と続きました。幸いにしていずれも想定どおりの成果につながり、順調に進んでいます。

約600万人の団塊世代がすべて後期高齢者となる2025年を控えて、今年は医療・介護界にとって大きな動きのある年になります。4月には医師の働き方改革や今後6年の新たな医療計画が始まります。また、診療報酬と介護報酬の同時改定もあります。私たちは住民の命と健康を守ることを使命とする医療従事者ですが、労働者の一員でもあります。社会環境が変化してきており、医療の未来を守るために、住民の方々には「上手な医療のかかり方」について改めて考える年にしていただけたら幸いです。

医療現場では働き方改革に加えて勤務環境改善にも努めなければなりません。当院の病院本館が出来上がって早27年目となります。この間に中東遠地域の活力ある基幹病院として医療機能が拡大し、受診者数も増え、それに伴って専門職のスタッフを雇用し質の高い医療を提供してきました。しかし、診療現場の狭隘(きょうあい)化が目立つようになり、医療サービス面での質低下を懸念しています。勤務環境の改善の視点からも施設改修を早急に進めていく必要を強く感じています。当院をご利用の皆様にはご不便をおかけするものと思いますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

結びになりますが、皆様方の益々のご健勝とご多幸をお祈りして年頭のご挨拶とさせていただきます。


2024年1月吉日
  1. ホーム
  2.  >  当院について
  3.  >  磐田市病院事業管理者挨拶