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当院について

磐田市病院事業管理者挨拶


新年のご挨拶

磐田市病院事業管理者 鈴木昌八

明けましておめでとうございます。
皆様には健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中には多大なるご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

昨年を振り返ってみると、元日早々から衝撃的な能登半島地震が発災し、地球温暖化による集中豪雨と河川氾濫、犯罪の凶悪化、世界各地での紛争勃発による混乱など、強烈な出来事が続きました。医療の現場に目を向けると、「医師の働き方改革」が4月に施行されました。住民の方々にはご協力を賜り、改めてお礼申し上げます。6月には公定価格である医療費を規定する診療報酬改定がありました。他の業界では物価高騰分を価格転嫁してしのげますが、今回の改定では物価上昇への対応は示されず、予想以上に厳しい結果となりました。どの病院も医療サービスの提供による費用が嵩み、苦しい病院経営が続いています。暗い話題の多い中で、米国大リーグの大谷翔平選手が大活躍する姿やパリ五輪での日本チームのメダルラッシュによる感動は、一服の清涼剤として元気の素になりました。

超少子高齢化が進む日本の地域医療は今、大きな変革期にあります。2025年は団塊の世代が75歳以上となる年であり、現行の「地域医療構想」で協議してきた医療機関の機能分化・連携の下に、効率的な医療提供体制が持続可能か見定める重要な年になると感じています。また、医療の仕組みをデジタル化する「医療DX」もマイナ保険証の登録を起点として加速していくでしょう。

今年は巳年、脱皮して将来に向けて成長する年と言われています。当院では、消化器内視鏡検査室の狭隘化による消化器内視鏡センターの建設工事が春頃に始まります。また、時代のニーズに応えるべく、新たな診療分野の開拓も考えています。そして、「地域とともに活きるヴァイブラント・ホスピタルであり続けるために」とテーマ付けした第3次中期計画が最終年度を迎えます。計画が成就できるよう、職員一同邁進してまいります。

結びにあたり、皆様方の益々のご健勝とご多幸を祈念して年頭のご挨拶とさせていただきます。


2025年1月吉日
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