病院長挨拶
病院長 山﨑薫
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様より当院の診療にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。皆様よりいただきましたご支援にこの場を借りて心より感謝申し上げます。
昨年は元旦に“令和6年能登半島地震”が発災し、DMAT隊を中心に当院も慌ただしい新年を迎えましたが、今年は天候も穏やかで、新たな気持ちで落ち着いた新年を迎えることができました。ただ新たに迎えた2025年は、団塊の世代(1947年~1949年生まれ)の皆さんが75歳以上の後期高齢者になられることから日本の医療や介護、社会保障制度に大きな課題を投げかける年として以前から注目されていた年に当たります。労働者人口の減少により、医療施設や医療スタッフ、介護人材の不足が懸念されていたわけですが、それ以前に、当院ではコロナ禍で減少した病床の稼動率がなかなか回復しないという大きな課題にも直面しております。新規入院患者さんは増加してきておりますが、在院日数の短縮も進み、結果的に延患者数の伸び悩みに繋がっています。もともと中東遠地域では2030年には循環器疾患や骨折などの外傷を除き、患者数が減少に転ずると推計されており、徐々に医療需要の大きな転換期が訪れようとしているのかもしれません。
このように医療を取り巻く環境は本年も引き続き厳しいものが予想されますが、この課題には職員一同知恵を出し合って乗り越えていく所存です。「医療の原点は思いやり」という当院の基本理念を忘れることなく、地域に信頼される病院をめざし、患者さんに安心・安全な医療を提供することに取り組んで参ります。
新しい年が皆様にとりまして希望の一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年1月吉日
旧年中は皆様より当院の診療にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。皆様よりいただきましたご支援にこの場を借りて心より感謝申し上げます。
昨年は元旦に“令和6年能登半島地震”が発災し、DMAT隊を中心に当院も慌ただしい新年を迎えましたが、今年は天候も穏やかで、新たな気持ちで落ち着いた新年を迎えることができました。ただ新たに迎えた2025年は、団塊の世代(1947年~1949年生まれ)の皆さんが75歳以上の後期高齢者になられることから日本の医療や介護、社会保障制度に大きな課題を投げかける年として以前から注目されていた年に当たります。労働者人口の減少により、医療施設や医療スタッフ、介護人材の不足が懸念されていたわけですが、それ以前に、当院ではコロナ禍で減少した病床の稼動率がなかなか回復しないという大きな課題にも直面しております。新規入院患者さんは増加してきておりますが、在院日数の短縮も進み、結果的に延患者数の伸び悩みに繋がっています。もともと中東遠地域では2030年には循環器疾患や骨折などの外傷を除き、患者数が減少に転ずると推計されており、徐々に医療需要の大きな転換期が訪れようとしているのかもしれません。
このように医療を取り巻く環境は本年も引き続き厳しいものが予想されますが、この課題には職員一同知恵を出し合って乗り越えていく所存です。「医療の原点は思いやり」という当院の基本理念を忘れることなく、地域に信頼される病院をめざし、患者さんに安心・安全な医療を提供することに取り組んで参ります。
新しい年が皆様にとりまして希望の一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年1月吉日