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当院について

経営状況


令和5年度決算に基づく経営状況を掲載しました

総括事項

 令和5年度は、8月に中東遠医療圏で初めて看護師特定行為研修:指定研修機関の指定を受け、10月より術中麻酔管理領域6区分8行為での研修がスタートしました。7月には医療の質を評価する病院機能評価を受審したほか、2月には臨床研修病院における研修プログラムの質を評価する卒後臨床研修評価機構(JCEP)を受審するなど、外部機関の審査を受けることで医療の質の向上に取り組みました。
 また、県内で初めての保険適用となるロボット支援下肝切除術をはじめ、高難度の手術に順次 取組み、全身麻酔手術2,000件以上、うち緊急手術350件以上などの急性期充実体制加算の基準を維持するとともに、中東遠医療圏で当院が担う高度急性期・急性期医療を提供する役割を果たしました。
 加えて、地域の基幹病院として持続可能な医療提供体制を確保し、経営の健全化にも取り組む
ため、公立病院経営強化プランを策定しました(期間:令和5年度~9年度)。

患者数の状況

入院患者数と外来患者数の過去5年間の推移です。

令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
入院患者数 161,134 143,238 138,475 131,048 133,483
外来患者数 293,204 265,249 279,631 275,139 272,342

職員数の状況

職員の過去5年間の推移です(4月1日時点)。この他に、臨時の看護師や非常勤の医師など多くの職員で患者様の診療にあたっています。

令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
医師
正規
(卒後4年以上)
125 126 137 134 135
医師
専修医・研修医
(卒後3年以内)
32 37 33 33 35
医療技術員 185 190 192 194 194
看護師 496 491 494 498 507
事務員 44 45 47 48 53
その他 23 22 21 21 22
905 911 924 928 946

収益的収支の状況

1年間の医療活動などで生じた収益とそれに対応する全ての費用です。

収益的収入

(単位:千円)

令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
入院収益 10,179,363 9,849,366 9,762,687 10,370,792 10,845,054
外来収益 4,925,944 4,930,640 5,372,033 5,423,239 5,833,948
一般会計繰入金 615,513 612,466 595,383 557,007 595,285
その他 993,883 2,416,525 2,927,432 2,869,527 1,228,326
合計 16,714,703 17,808,997 18,657,535 19,220,565 18,502,613

収益的支出

(単位:千円)

令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
給与費 9,018,215 9,297,821 9,500,813 9,622,698 10,118,302
材料費 3,653,163 3,853,467 4,161,196 4,314,528 4,779,564
経費 2,637,928 2,618,790 2,722,270 2,915,538 2,937,143
減価償却費 919,364 882,475 964,921 992,691 1,081,982
その他 1,040,062 1,343,408 1,083,349 1,126,389 1,226,011
合計 17,268,732 17,995,961 18,432,549 18,971,844 20,143,002
収支差引額 △554,029 △186,964 224,986 248,721 △1,640,389

資本的収支の状況

将来にわたって安定した医療を提供するため、施設や医療機器の整備に係る費用と、そのための財源です。

令和5年度実施内容

施設改良として、検査室等エアコン設置工事を行いました。また、医療機器の購入では、老朽化した超音波画像診断装置や無影灯を更新するなど、医療の充実に努めました。
令和5年度収支明細(単位:千円)
資本的収入 企業債 300,000
一般会計出資金 1,129,066
固定資産売却代金 0
県補助金 1,379
1,430,445
資本的支出 施設改良費 13,211
資産購入費 424,844
企業債元金償還金 1,805,067
2,243,122

財政の状況

病院の財政状態を明らかにするため、貸借対照表を作成しています。貸借対照表は3月末時点において病院が保有するすべての資産や負債、資本を表したものです。
貸借対照表では必ず 「資産」 = 「負債」 + 「資本」 になります。

貸借対照表

令和6年3月31日時点(単位:千円)
資産 17,862,101
固定資産 13,409,713
 (建物) 7,874,090
 (器械備品) 2,565,104
 (その他) 2,970,519
流動資産 4,452,297
 (現金預金) 1,572,107
 (未収金) 2,807,155
 (その他) 73,035
   
資産合計 17,862,010
負債 11,981,563
固定負債 7,558,536
流動負債 3,616,174
 (未払金) 1,460,699
 (その他) 2,155,475
繰延収益 806,853
資本 5,880,447
資本金 22,768,557
剰余金 △ 16,888,110
 ※(未処理欠損金) △ 16,888,110
負債資本合計 17,862,010
※未処理欠損金は、「収益的収支」で生じた「純損失」の累計です。令和5年度は人件費の増加、医療材料や光熱水費の高騰、補助金の減額等が影響し、1,640,389千円の純損失となりました。引き続き、医業収益の向上やコスト削減に努めることで、経営の健全化に取り組みます。

企業債の状況

病院の設備を充実するための財源として借り入れている資金で、「政府資金」と「銀行資金」の二種類があります。
令和6年3月31日時点(単位:千円)
借入総額 既償還額 令和5年度償還額 未償還額
政府資金 25,553,900 17,448,987 1,805,068 6,299,845
銀行資金 300,000 0 0 0
25,853,900 17,448,987 1,805,068 6,599,845