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放射線治療センター


放射線治療部門は、放射線治療を安全・安心に精度良く施行するために多くの業務を行っています。
放射線治療は悪性腫瘍治療の三本柱(手術・化学療法・放射線治療)の一つであり、人体の腫瘍部分に対して高エネルギー放射線を集中的に照射して治療する技術です。 放射線治療の正確な治療計画と確実な実施のためには高度な知識と技術が要求されます。

放射線治療技術科のスタッフは国家資格を持った診療放射線技師であり、 医師、看護師、放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士、医学物理士などのスタッフと協同して放射線治療に従事しています。

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日本放射線腫瘍学会認定施設『A』を更新しました

当院は、2020年に認定施設『A』を取得し、今回も『A』を更新することができました。

日本放射線腫瘍学会認定施設とは、放射線治療関連機器の設置および保守管理がされており、様々な放射線治療に対する方針が確立されていること。また、放射線治療専門技師が勤務しており、規定の年間放射線治療患者数を満たしている施設であること等を、日本放射線腫瘍学会によって認定された施設です。
コロナ禍で患者数が減少している中で、当院の取り組みが評価されました。

ルタテラによる治療が始まりました

当院では、ルタテラによる治療を2022年10月から開始しました。
ルタテラは、NEN(Neuroendocrine Neoplasm:神経内分泌腫瘍)に使用するお薬です。
海外では以前から使用されていましたが、日本では2021年6月に製造販売が承認され、2021年9月から発売されています。

NENとはどのような病気なのか

NENは腫瘍細胞の性質などにより3つに分類されます
  • 神経内分泌腫瘍「NET」(Neuroendocrine Tumor)
  • 神経内分泌がん「NEC」(Neuroendocrine Carcinoma)
  • NETもしくはNECとがん細胞が混在している「MiNEN」(Mixed Neuroendocrine-non-neuroendocrine Neoplasm)
NENとは、「神経内分泌細胞」という、「体を調節するホルモンやペプチドを分泌する細胞」から発生する腫瘍です。全身の臓器に発生する可能性があり、「人口10万人あたり6例未満」を基準とする「希少がん」の一種とされていますが、近年では増加傾向にあります。

発生部位

NENの主な発生部位

神経内分泌細胞は全身に存在するため、腫瘍も全身の臓器に発生する可能性があります。発生する部位として多いのは消化器と肺で、消化器が約70%、肺や気管支が約25%を占めています。消化器では、特に膵臓と直腸が多いことが国内の調査で報告されています。
引用(https://www.product.gan-kisho.novartis.co.jp/lutathera)

放射性核種標識ペプチド療法(PRRT)

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NENの治療には手術、局所療法、薬物療法、放射線療法などがあります。
治療の選択は、NENの種類や病気の進行度、患者さんの年齢や身体の状態などによって異なります。ルタテラは放射性核種標識ペプチド療法(PRRT)で使う薬です。
NENは、高い確率で腫瘍細胞に「ソマトスタチン受容体」が発現しているのが特徴で、ソマトスタチン受容体に結合する物質(ペプチド)に放射線を出す物質(放射性核種)を結合させた薬剤を投与することで、腫瘍に薬剤を取り込ませ、放射線により腫瘍細胞を破壊します。その治療法のことをPRRTといいます。
引用(https://www.product.gan-kisho.novartis.co.jp/lutathera)

パンフレット

放射線治療センターのパンフレットです。ぜひご覧ください。

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