リンパ浮腫外来
ページ内目次
リンパ浮腫とは
人間の体のいたるところには、リンパ管という細い管が張り巡らされていて、体の組織に貯まった水分や老廃物などが流れ込み、再び血管に返す仕組みがあります。この管の中に流れる液をリンパ液といいます。リンパ管は集まってリンパ節に流れ込み、ふたたび大きなリンパ管を通って最後には血管へ流れていきます。様々な理由によって、このリンパ管の流れが悪くなると、リンパ液が貯まってむくみ(リンパ浮腫)がおこるのです。
がんの手術や放射線治療などでリンパ節をとったり、リンパ管が傷ついたりすると、リンパ液の流れが悪くなり、腕や足などがむくんだ状態になります。放置するとむくみがひどくなって、動きが悪くなったり、左右差がめだつようになり、日常生活が障害される場合があります。また、小さな傷ができると細菌感染症がおこり、重症化して入院治療が必要になることもよくあります。早期から適切な治療とケアを受けると重症化を防ぎ、良い状態を保つことができるのです。
当院では、リンパ浮腫専門の医師が診察し、リンパ浮腫の専門的知識と技術を持ったスタッフがリンパ浮腫の症状を和らげて、患者さんご自身ができる正しいケア方法を指導します。
当院では、リンパ浮腫専門の医師が診察し、リンパ浮腫の専門的知識と技術を持ったスタッフがリンパ浮腫の症状を和らげて、患者さんご自身ができる正しいケア方法を指導します。
リンパ浮腫外来の内容
- スキンケア
感染予防・日常的な保湿やケアなどの指導をします - 用手的リンパドレナージ
手で軽い圧を加えることでリンパ液の流れを促進します - 圧迫療法
弾性包帯・弾性着衣の装着をします - 運動療法
圧迫下での運動により、効果的に浮腫の改善をはかります - 生活指導
浮腫の悪化予防や蜂窩織炎を起こした時の対処方法、体重管理指導等を行います
対象となる患者さん
医師が「リンパ浮腫」と診断された方
※ただし、以下の疾患や症状をお持ちの方は、症状を悪化させる場合があるため、主治医の許可が必要です
※ただし、以下の疾患や症状をお持ちの方は、症状を悪化させる場合があるため、主治医の許可が必要です
- 心臓疾患(心不全、狭心症、不整脈など)
- 肢静脈血栓症、血栓性静脈炎
- 閉塞性動脈硬化症
- 糖尿病による神経障害・感覚障害
- 悪性腫瘍によるリンパ管浸潤
- 強皮症、関節リウマチなど
費用
がん手術時のリンパ節郭清(鼠径部、骨盤部もしくは腋窩部)が原因の浮腫または原発性の浮腫については保険診療が可能です。
上記条件に当てはまらない場合は、自費診療となります。
保険適応外で自費診療を希望されない方は、保険診療でリハビリが行えます。
上記条件に当てはまらない場合は、自費診療となります。
保険適応外で自費診療を希望されない方は、保険診療でリハビリが行えます。
自費診療の場合
医師の診療 | 初診料 | 3,160円(税込) |
---|---|---|
再診料 | 800円(税込) | |
セラピストの施術(1回) | 上肢 | 4,840円(税込) |
下肢(片脚) | 5,720円(税込) | |
その他 | 3,960円(税込) |
保険診療可能な方も圧迫療法で必要となる弾性包帯や弾性着衣は自己負担となりますが、療養費の申請をすることによって、負担が軽減できる場合がありますのでご相談ください。
診療日時・場所(完全予約制)
医師の診察 | 毎週火曜日 13時30分~ |
---|---|
セラピストの施術 | 毎週火・木曜日 13時00分~ |
予約・お問い合わせ
皮膚科外来(平日8時15分~17時00分)
0538-38-5000(代表)
0538-38-5000(代表)