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診療科

外科



科の特徴

外傷による創傷処置、皮下膿瘍に対する切開排膿処置、体表のしこりに対する摘出術に加え、鼡径(そけい)ヘルニアや虫垂炎の治療も行っています。診療の結果、消化器外科や血管外科などの専門的治療が必要と思われる場合は各領域の専門医の外来で治療について相談していただきます。
成人鼠径ヘルニアの治療はクリニカルパスによる短期間の入院診療として行っています。腰椎麻酔、局所麻酔あるいは全身麻酔下に年間100例を超える手術を施行しています。

対象疾患

虫垂炎、鼡径ヘルニア など。

取り組み

  • 日常への早期復帰や生活の質の向上に向けて、腹腔鏡手術をはじめとした最新の治療を広く取り入れています。
  • 治療方法や治療時期に関しても、患者さんの希望に出来るだけ沿う様に努力しています。

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアとは

「そけいヘルニア(鼠径ヘルニア)」とは、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、多くの場合、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てきてしまった状態のことを言います。一般の方には「脱腸」と呼ばれている病気です。おなかの壁は筋肉と筋膜で覆われて支えられています。鼠径部は筋肉と筋膜の重なりあっている部分ですが、支える力が弱いすきまがあります。筋膜に開いた小さな穴(内鼠径輪)が加齢と共に緩んで広がることなどにより、そこから腹膜や内臓がはみ出してしまうのが鼠径ヘルニアです。

症状

初期のころは、立った時とかお腹に力を入れた時に鼠径部の皮膚の下に腹膜や腸の一部などが出てきて柔らかいはれが感じられます。このはれは普通は指で押さえると引っ込みます。鼠径ヘルニアがあるからといって必ず手術をしなければならないというものでもありません。痛みなどの症状がなければ経過観察も可能ですが、手術をしなければ治すことはできません。はれが急に硬くなったり、膨れた部分が押さえても引っ込まなくなるとお腹が痛くなったり吐いたりします。ヘルニアの袋の中に腸管がはまり込んでしまう状態で、これをヘルニアのカントン(嵌頓)といい、急いで手術をしなければ、命にかかわることになります。

治療

ヘルニアは良性の病気です。ヘルニアは組織そのものが弱くなってすきまが広がってしまったために起こります。薬を飲んだり筋肉を鍛えるトレーニングをしたりしても治りません。治療法にはすきまを縫い縮める方法や筋膜・人工補強材などですきまを補強する方法などがあります。現在では、ポリプロピレン製の人工膜で筋膜の穴をふさぐメッシュ法が外科治療の主流です。患部に無理な力がかからないため、早期の日常生活復帰が可能です。最近ではメッシュ法の治療に腹腔鏡下手術が導入され、傷の小ささと術後の疼痛の少なさが特徴となっています。全身麻酔が必要となりますが、対側の不顕性ヘルニアの存在を腹腔内から観察・確認できる点が、何よりの利点と考えられています。現在は半数程度の方が腹腔鏡手術を選択されています。

鼠径ヘルニア術式の変遷

スタッフ紹介

鈴木 昌八

職名 病院事業管理者
出身校 浜松医大
取得年 昭和56年
専門領域 消化器
一般外科
肝胆膵外科
資格 日本外科学会認定登録医
日本消化器外科学会指導医・認定登録医・消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医・指導医
日本胆道学会名誉指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
日本医師会認定産業医
浜松医科大学臨床教授
日本消化器病学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本内視鏡外科学会評議員
緩和ケア研修(PEACE)修了

坂口 孝宣

職名 副病院長
がん診療センター長
がんゲノム診療副センター長
出身校 浜松医大
取得年 平成元年
専門領域 消化器
一般外科
肝胆膵外科
資格 日本肝臓学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・認定医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本外科学会専門医・指導医・認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本腹部救急医学会暫定教育医・腹部救急認定医
日本肝胆膵外科学会高度技術指導医
日本胆道学会指導医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本消化器外科学会評議員
日本腹部救急医学会評議員
日本癌治療学会代議員
緩和ケア研修(PEACE)修了

松本 圭五

職名 理事
消化器外科部長
サプライセンター長
出身校 浜松医大
取得年 平成3年
専門領域 消化器
一般外科
資格 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本腹部救急医学会認定医
緩和ケア研修(PEACE)修了

深澤 貴子

職名 科長
緩和医療科科長
緩和ケアセンター長
出身校 浜松医大
取得年 平成7年
専門領域 消化器・肛門
一般外科
資格 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医  
日本大腸肛門病学会専門医・指導医、評議員
日本静脈経腸栄養学会認定TNT講習修了
緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了
日本緩和医療学会認定医
緩和ケア研修(PEACE)修了
日本臨床外科学会評議員
日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
daVinci術者certificate

宇野 彰晋

職名 科長
出身校 浜松医大
取得年 平成8年
専門領域 消化器・肛門
一般外科
資格 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本消化器病学会専門医
日本大腸肛門病学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
日本静脈経腸栄養学会認定医
daVinci術者certificate
緩和ケア研修(PEACE)修了
臨床研修指導医講習会修了

神藤 修

職名 科長
出身校 浜松医大
取得年 平成9年
専門領域 消化器
一般外科
肝胆膵外科
資格 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本胆道学会認定指導医
日本消化器病学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
全国自治体病院協議会臨床研修指導医養成講習会修了
緩和ケア研修(PEACE)修了
日本老年医学会・全日本病院協会高齢者医療研修会【ワークショップ形式】修了
日本老年医学会・全日本病院協会高齢者医療研修会【座学形式】修了
日本肝胆膵外科学会評議員
日本ヘルニア学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本サイコオンコロジー学会・日本緩和医療学会コミュニケーション技術研修会修了
日本腹部救急医学会認定医
daVinci術者certificate

川端 俊貴

職名 科長
教育研修副センター長
出身校 浜松医大
取得年 平成11年
専門領域 消化器
一般外科
資格 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
臨床研修指導医講習会修了
静岡県単位型緩和ケア研修会修了
インフェクションコントロールドクター(ICD)
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)
看護師特定行為研修指導者講習会修了
卒後医師臨床研修プログラム責任者養成講習会修了
緩和ケア研修(PEACE)修了

斉藤 貴明

職名 科長
出身校 浜松医大
取得年 平成15年
専門領域 血管外科
資格 日本ステントグラフト実施基準管理委員会指導医
臨床研修指導医講習会修了
日本外科学会専門医・指導医
日本血管外科学会血管内治療認定医
日本脈管学会認定脈管専門医
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会指導医
浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会GORE VIABAHN Endoprosthesisによる血管内治療の実施医
心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医
日本脈管学会認定指導医
心臓血管外科専門医認定機構修練指導者

鈴木 克徳

職名 科長
出身校 浜松医大
取得年 平成23年
専門領域 消化器
一般外科
下部消化器外科
資格 難病指定医(消化器外科)
臨床研修指導医講習会修了
日本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医
日本外科学会専門医
緩和ケア研修(PEACE)修了

村木 隆太

職名 医長
出身校 浜松医大
取得年 平成25年
専門領域 消化器
一般外科
肝胆膵外科
資格 本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医
日本外科学会専門医
緩和ケア研修(PEACE)修了

安本 周平

職名 医師
出身校 浜松医大
取得年 令和2年
専門領域 一般外科
資格 緩和ケア研修(PEACE)修了

日高 のぞみ

職名 専修医
出身校 浜松医大
取得年 令和4年
専門領域 一般外科
資格 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
ICLSインストラクター
緩和ケア研修(PEACE)修了

杉村 朗

職名 専修医
出身校 秋田大
取得年 令和4年
専門領域 一般外科
資格 緩和ケア研修(PEACE)修了

診療統計

※消化器外科・血管外科の内容も含まれています。

診療実績

外科施行手術件数(外来手術を除く) 2021年 2022年 2023年
総手術件数 826 865 949
待機手術 713 717 787
緊急手術 113 148 162
全身麻酔 580 620 711
腰椎麻酔 27 35 24
外科施行手術内訳 2021年 2022年 2023年
食道癌手術 0 0 0
胃癌手術 30 31 33
  うち鏡視下手術 21 19 24
 幽門側胃切除術 26 21 26
  うち鏡視下手術 17 13 20
 噴門側胃切除術 4 6 2
  うち鏡視下手術 2 6 2
 胃全摘 4 5 4
  うち鏡視下手術 2 1 2
膵脾領域手術 21 31 34
 膵頭十二指腸切除術 13 21 17
 膵体尾部切除術 7 9 13
  うち鏡視下手術(ロボット手術) 0 0 9(5)
 脾摘出術 0 1 3
肝切除術(拡大胆摘術含む) 29 25 23
  うち鏡視下手術(ロボット手術) 5(0) 5(0) 10(10)
胆石手術 148 127 154
 腹腔鏡下胆嚢摘出術 120 115 134
 開腹胆摘術 27 10 19
 総胆管切石術 1 2 1
大腸癌手術 116 115 133
  うち鏡視下手術 100 94 118
 結腸癌切除術 72 72 84
  うち鏡視下手術(ロボット手術) 62(0) 55(0) 74(16)
 直腸癌切除術 44 43 49
  うち鏡視下手術(ロボット手術) 38(0) 39(0) 44(21)
痔手術 20 18 17
腸閉塞手術 21 27 40
虫垂切除術 38 59 73
  うち鏡視下手術 36 58 71
腹膜炎手術 19 20 22
鼠径ヘルニア(成人) 95 103 118
  うち鏡視下手術 62 60 79
血管外科手術 134 135 115
下肢静脈瘤手術 41 43 35
シャントアクセス手術 27 29 15
シャント血管内拡張術 30 39 24
末梢動脈疾患手術 18 14 24
急性末梢動脈閉塞手術 4 4 2
腹部大動脈瘤手術 1 2 0
他の血管外科手術 13 4 15

認定施設

  1. 日本外科学会認定医制度修練施設証、専門医制度修練施設証
  2. 日本消化器外科学会専門医修練施設証
  3. 日本消化器病学会認定施設証
  4. 日本静脈経腸栄養学会NST稼動施設
  5. 日本栄養療法推進協議会NST稼動施設
  6. 日本肝胆膵外科学会高度技能医修練施設A
  7. 日本肝臓学会認定施設
  8. 日本がん治療認定医機構認定研修施設
  9. 日本胆道学会指定施設
  10. 大腸肛門病学会認定施設
  11. 日本脈管学会認定研修関連施設
  12. 浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会認定施設
  13. 心臓血管外科専門医認定機構 関連施設(浜松医科大学附属病院)
  14. 日本膵臓学会認定指導施設
  15. 日本腹部救急医学会認定医・教育医制度認定施設
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