地域唯一の周産期医療センター
赤ちゃんとお母さんの健康を守り続けるセンター |
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産婦人科と小児科が連携し高い専門性を発揮
磐田市立総合病院は2007年、県から地域周産期母子医療センターに指定され、2010年、周産期母子医療センター棟を開設。中東遠地域唯一のセンターとして、産婦人科と小児科が連携し、地域の赤ちゃんとお母さんの健康を守ってきました。これまでに当センターを巣立った赤ちゃんは約9,000人。これからも地域の赤ちゃんとお母さんに寄り添った医療を提供してまいります。
妊娠中から出産後までトータルで支援
周産期母子医療センターは、出産の前後に危険を伴う可能性がある赤ちゃんとお母さんを受け入れる専門施設です。当センターは、おおむね妊娠32週以降、体重1500g以上の児を受け入れています。NICU(新生児特定集中治療室)6床のほか、帝王切開に対応できる分娩室、LDR(陣痛分娩産褥回復部屋)も完備し、24時間体制で赤ちゃんの状態に合わせたケアや治療を行っています。
産婦人科分野は、周産期専門医・指導医や産婦人科医をはじめアドバンス助産師12名、助産師15名、看護師25名などが在籍。12年からは、当センターと産婦人科外来を一元化し、助産師や看護師が、妊娠中から出産後まで継続してお手伝いできる体制を整えました。また、専任の臨床心理士が不安解消のお手伝いをしています。
小児科との連携は、週1回の周産期カンファレンスで情報を共有し、出産前から共同で治療計画を立てています。開業医の先生方とも定期的に会合をもち、連携を深めています。救急母体搬送だけでなく、出産前の相談も受けるなど、当院以外の妊産婦も支えています。
赤ちゃんの誕生は、素晴らしいことで、その喜びをみんなが味わえるよう、周産期医療を充実させてまいります。
産婦人科分野は、周産期専門医・指導医や産婦人科医をはじめアドバンス助産師12名、助産師15名、看護師25名などが在籍。12年からは、当センターと産婦人科外来を一元化し、助産師や看護師が、妊娠中から出産後まで継続してお手伝いできる体制を整えました。また、専任の臨床心理士が不安解消のお手伝いをしています。
小児科との連携は、週1回の周産期カンファレンスで情報を共有し、出産前から共同で治療計画を立てています。開業医の先生方とも定期的に会合をもち、連携を深めています。救急母体搬送だけでなく、出産前の相談も受けるなど、当院以外の妊産婦も支えています。
赤ちゃんの誕生は、素晴らしいことで、その喜びをみんなが味わえるよう、周産期医療を充実させてまいります。
周産期母子医療センター長兼産婦人科部長 徳永直樹
退院後も成長を見守り続けます
小児科分野は後期研修医3名を含む常勤医9名が在籍しています。すべての新生児の出生時と退院時の診察を小児科医が担当。助産師、看護師と協力し、疾患の早期発見、治療や支援を始められるメリットを実感しています。中東遠地域の他の医療機関で出生した新生児管理が必要な早産低出生体重児、呼吸障害、低血糖や感染症、黄疸などの赤ちゃんの搬送症例も含め、年間200例以上の新生児治療にあたっています。
ハイリスク分娩には小児科医も立ち会い、出産直後から治療を開始します。NICUを退院後も地域と連携しながら、発育・発達を丁寧にフォローアップし、子育てを支援しています。合併症がある場合には成人になっても継続して見守るケースもあります。
これからも今までと変わらず地域の周産期を支える役割を果たしていきたいと思います。
ハイリスク分娩には小児科医も立ち会い、出産直後から治療を開始します。NICUを退院後も地域と連携しながら、発育・発達を丁寧にフォローアップし、子育てを支援しています。合併症がある場合には成人になっても継続して見守るケースもあります。
これからも今までと変わらず地域の周産期を支える役割を果たしていきたいと思います。
臨床心理士
妊娠中や産後の気持ちをうかがい、赤ちゃんの成長発達を一緒に見守りながら、親子の出会いを支えるお手伝いをしています。母親教室やほっとサロンでは、「周産期のこころ」を担当し、皆さまと顔の見える関係を大事にしています。
理学療法士
小さく生まれた赤ちゃんの発達や家族をサポートしています。入院中は赤ちゃんが落ち着きやすい姿勢作りや発達を促す体操を行い、退院後は定期的な発達のフォローと,成長に合わせた遊び方や関わり方を紹介しています。
助産外来
助産外来は、助産師が行う健診です。診察とともに、妊娠中の生活や身体の変化、出産、育児について相談に乗ります。お母さんと赤ちゃんの安全を守るため医師と協力体制をとり、安心して出産・育児ができるよう支援しています。