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トピックス

看護部長就任挨拶


副病院長兼看護部長 工藤 ゆかり

はじめまして、2023年4月1日付けで、看護部長を拝命しました工藤ゆかりです。看護師として「浜松医科大学医学部附属病院」で長く勤務をしておりました。大学病院以外の病院で働くのは初めてで緊張することも多いのですが、新しい環境でこれから看護部長として何が出来るかという責任の重さをひしひしと感じると同時に期待でわくわくしています。まずは「磐田」の組織風土に早く慣れ、当院の基本理念『医療の原点は思いやり』を念頭に置き、地域の皆様から信頼される病院づくりのチームメンバーとして頑張っていく所存です。

皆様と共に対応に苦慮してきた新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが5月8日から変わり、以前の日常が戻ってきています。3年間に及ぶパンデミックの中も当院の看護師は基本理念に沿って、地域の皆様に信頼される安全で質の高い看護の提供に努めてきました。この理念を浸透させ、一人ひとりの看護師がやりがいを持って自分の力を十分発揮できる環境を整えていくことが自分に課せられた責務であると感じています。

当院の看護師教育プログラムは新人教育・ラダー別研修・特定行為研修・専門及び認定看護師の資格取得などの院内研修が充実しています。高齢化が加速しているわが国では、病院だけでなく地域の在宅医療に従事する看護職のレベルアップにも注力していく必要があります。そのため、今後は当院の看護師だけでなく、他の施設からも研修に参加できるような環境を整え、学ぶことができる病院にしたいと考えています。

医療現場では患者さんを中心に据えたチーム医療が進んでいます。当院でも質の高い看護を提供するため、分野ごとに専門及び認定看護師が活躍してくれています。また、医師の負担軽減策のひとつとして、国が創設した制度下で必要な知識や技術の習得を修めた特定行為研修終了看護師が医師の担っていた業務の一部を行うことが可能になりました。このような背景も考慮し、当院の看護部では10月から自院でこの研修が実施できる「特定行為指定研修機関」を目指して鋭意準備をしています。加えて、静岡県看護協会の事業で「感染管理認定看護師教育B課程」の研修施設としての受け入れも始まっています。当院の看護師はもとより、スキルアップを目指す他院からの受講生も受け入れて中東遠医療圏の看護師のレベルアップを支援していきます。思い描いているプランが当院看護師にとって活き活きと働けるやりがいのある職場づくりにつながることを願って日々模索しています。

私は前任地で地域連携・看看連携に取り組んできました。患者さんが退院後も住み慣れた地域で暮らしていけるように多職種で協働して、患者さんの意思決定支援を行いながら、患者さんを地域で暮らす生活者として捉え、支えていけるよう、地域連携・看看連携は自分の課題として取り組んでいきます。入院することによって患者さんの生活、つまり暮らしに切れ目が出来ないようにシームレスに暮らしをつないでいくことを目標に、『時々入院、ほぼ在宅』を理想として、病院事業管理者・病院長をはじめ、職員一同で取り組んでいきます。当院を利用される皆様、地域の皆様のご理解とご協力を頂きながら取り組んで参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。
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