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トピックス

地域の子どもの健康を守る



磐田市立総合病院小児科では、「地域の子どもの健康を守る」を診療科のミッションとして、外来、救急、入院治療に加えて、周辺の開業医師や自治体との連携、専門外来の設置、産科との協力、若手医師の育成を重視しています。指導医や専門医資格をもつ医師4名を含め、計9名の小児科医が協力し、出生時からおおむね中学卒業までのお子さんの診療をしています。また、看護分野では今年度から、外来と病棟を同じメンバーによる小児科看護師チームで担当する体制を開始しました。入院の経緯、病棟での治療、退院後の経過を把握しやすくなるため、患者さんや家族も安心して治療にのぞめると考えています。

かかりつけ医との連携、救急対応の充実

一般的な診療は地域のかかりつけの医師が担当し、より詳しい検査や入院が必要な場合は当院が担う連携体制が整えられています。近隣の小児科医から当院への紹介件数は2021年度742件、22年度751件、23年度876件とこの3年間増加傾向です。
当院は、周産期母子医療センターにNICU(新生児集中治療室)を併設しているため、常に院内に小児科医が在院しているのが強みです。救急外来はまず、その日の救急外来担当医が診察し、詳しい検査や入院が必要な患者さんには小児科医が救急外来に出向き、対応しています。
けいれんやアレルギーによるショックなど、救急車での搬送患者は、小児科医が直接対応します。また基本的に救急車をお断りすることはありません。
発達に関する相談は、市の発達支援センター「はあと」と連携し、医療受診が必要な方の診療を行っています。

多岐にわたる専門外来を開設

当院は6つの専門外来を開設しています。
内分泌外来 低身長や甲状腺疾患、糖尿病などの診断と治療
心臓外来 先天性心疾患の診断とフォロー、不整脈や川崎病の管理
神経外来 てんかん、先天性神経疾患や筋疾患などの診断と治療
血液外来 貧血や凝固異常症などの診断と治療、血液腫瘍等の診断
アレルギー外来 喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー等の診断と治療
腎臓外来 先天性尿路奇形、慢性腎炎、尿路感染症などの診断と治療

中東遠地域唯一の周産期母子医療センター

2010年に開設した周産期母子医療センターは、出産前後から産科と小児科が協力し、母子の健康を守っています。お産の数自体は減っていますが、低体重出生児の割合は増えています。当センターでは、リスクのない方はもちろん、出産前後にリスクを伴う可能性がある妊婦さんも受け入れています。新生児の受け入れは、妊娠32週以降、体重1500g以上です。また地域の産科医からの紹介を受け、胎児期から関わる事例もあり、このような方々に対しては、産科と小児科で毎週周産期カンファレンスを開き、出産前から治療計画を話し合っています。

若手医師が幅広い症例を学ぶ場

上級医師の指導を受ける若手医師

 当院は、将来の小児科を担う若手医師の研修の場として選ばれています。小児科分野の幅広い疾患、軽症から重症例、出生時から思春期までのさまざまな患者さんに対応することで、広く深い知識と経験を積み重ね、小児科医として成長しています。

大髙 幸之助

小児科部長
周産期母子医療センター副センター長
遺伝相談室長
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