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トピックス

「その人らしさ」を尊重した療養環境の調整


院内デイケアで入院中にも日常を取り入れ、患者さんに安心して治療をうけてもらう

安心して治療を受けられるためにケアの中に日常を

高齢の患者さんが入院すると、慣れない環境や病気の影響を強く受け、不安に感じることや戸惑うことが見られます。そのような患者さんの気持ちに寄り添い、患者さんが安心して治療がうけられるよう、療養環境を「日常」に近づけたケアを行っています。

治療のために点滴や酸素が必要でも、入院した状況が理解できないと不安になり、自宅に戻ろうとして、点滴を自分で外してしまうことがあります。病棟では、様々な模様や素材のアームカバーを活用し、点滴が挿入されている部位を覆っています。スカーフやブローチも活用するなど、患者さんの好みを取り入れながら「日常」に近づけています。このようなケアが、患者さんの「安心」に繋がり、病院の環境にも馴染んでいきます。

さまざまな模様や素材のアームカバーで点滴抜去を防ぐ

「院内デイケア」で人とのつながりを継続

同年代の患者さんとの交流は、より日常に近づけられるため患者さんは「安心」することができ、状況の理解も深まると言われています。当院では、認知症ケアサポートチームが中心となって院内デイケアを開催しています。同年代の人との会話で笑い、作業をして作品を完成させていく過程は、患者さん自身の活力を高めることにも繋がっています。

入院すると、今まで1人でできていたことができなくなることがあります。個々の患者さんに合わせて支援をすることで、慣れない環境でも今まで通り自立して行えることはあります。これからも、患者さん1人1人の「自立」と「その人らしさ」を尊重した支援をしていきたいと思います。
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