デジタルデンティストリーの はじまり
CEREC Primescanの導入
2022年10月から口腔外科ではCEREC Primescanという口腔内スキャナーを導入しました。これはとても大きなイノベーションで、従来だと印象材という粘土のようなものを口の中に入れて歯の型取りを行っていましたが、口腔内スキャナーというマジックペンほどの大きさのカメラで口の中の画像を撮影し、3次元的に立体構築するというものです。
開発が始まって35年の歴史がありますが数年前から臨床の場でも十分使用できるスペックを備えるようになりました。従来の印象材で型取りするものと比較したら快適、正確で診察時間も大きく短縮できます。また嘔吐反射もほとんど無くなるため患者の身体的負担もかなり軽減されることになり、高齢者の印象材の誤嚥(ごえん)も防止でき安全性も高まります。
1回の通院で治療が完結するOne visit treatmentを可能とし、コロナ禍の今だからこそPCも兼ねているPrimescanにトラックボールやキーボードがなく衛生的であり、通院回数と治療時間が減り、人を介さない感染対策になる治療とも言えます。
開発が始まって35年の歴史がありますが数年前から臨床の場でも十分使用できるスペックを備えるようになりました。従来の印象材で型取りするものと比較したら快適、正確で診察時間も大きく短縮できます。また嘔吐反射もほとんど無くなるため患者の身体的負担もかなり軽減されることになり、高齢者の印象材の誤嚥(ごえん)も防止でき安全性も高まります。
1回の通院で治療が完結するOne visit treatmentを可能とし、コロナ禍の今だからこそPCも兼ねているPrimescanにトラックボールやキーボードがなく衛生的であり、通院回数と治療時間が減り、人を介さない感染対策になる治療とも言えます。
口腔外科領域への応用
歯科的なことのお話を進めてきましたが、口腔外科的なことでは近年顎変形症に対するシミュレーションサージェリーを当科では行っています。これまでは歯型を取ってできた模型を通常の大きなスキャナーでSTLファイルに取り込んでいました。
そのためどうしても模型の変形率である5%の誤差を避けて通ることができませんでしたが、口腔内スキャナーを使用することにより誤差0%の正確な手術シミュレーションが可能になり、矯正治療やデンタルインプラントなど多様な症例にも対応しています。
新たなテクノロジーを駆使して臨床の場にどんどん還元していきたいと思っております。
そのためどうしても模型の変形率である5%の誤差を避けて通ることができませんでしたが、口腔内スキャナーを使用することにより誤差0%の正確な手術シミュレーションが可能になり、矯正治療やデンタルインプラントなど多様な症例にも対応しています。
新たなテクノロジーを駆使して臨床の場にどんどん還元していきたいと思っております。
歯科口腔外科 部長 藤本 雄大
所属学会
(公)日本口腔外科学会専門医,指導医,代議員
日本化学療法学会抗菌化学療法学会認定歯科医師
インフェクションコントロールドクター
日本口蓋裂学会認定師(口腔外科)
歯科医師臨床研修指導医
(公)日本口腔外科学会専門医,指導医,代議員
日本化学療法学会抗菌化学療法学会認定歯科医師
インフェクションコントロールドクター
日本口蓋裂学会認定師(口腔外科)
歯科医師臨床研修指導医