チームで取り組む消化器内視鏡
磐田市立総合病院は、多職種チームで消化器内視鏡治療にあたっています。内視鏡を患者さんの体内に挿入し、操作して診断や治療を行うのは医師ですが、組織などの検体を採取する際の補助や患者さんの身体状況の把握、機器の保守や管理など、さまざまな専門スタッフが関わっています。
看護師
消化器内視鏡室では、年間約6000件の胃カメラと2000件の大腸カメラ検査を実施しています。患者さんの苦痛をできる限り少なくし、安全・安楽に検査ができるように鎮静薬を用いた検査が主流となってきています。薬の効き具合や患者さんの身体の状態を観察するために、看護師だけでなく、内視鏡技師の資格を有する臨床検査技師、さらに今年度からは臨床工学技師のスタッフと、2名以上で検査介助を行っています。
検査を受ける患者さんは、様々な不安な思いを抱えながら検査当日を迎えていると思います。複数の職種が、それぞれの専門性を発揮して患者さんに安心して検査を受けていただけるようチームとして取り組んでいます。
検査を受ける患者さんは、様々な不安な思いを抱えながら検査当日を迎えていると思います。複数の職種が、それぞれの専門性を発揮して患者さんに安心して検査を受けていただけるようチームとして取り組んでいます。
臨床検査技師
当院では消化器内視鏡業務に臨床検査技師が参入しています。多くの技師が消化器内視鏡技師資格を取得し、専門的な知識をもって検査中の患者さんの介助、生検やポリープ切除の鉗子(かんし)操作、画像システム管理、内視鏡スコープ培養による洗浄の精度管理などを行っています。
正確な鉗子操作は、安全で質の高い検査・治療に欠かせません。わずかな力加減で鉗子の向きが変わってしまうため、医師と呼吸を合わせて操作を行う必要があります。
技師の参入で看護師は患者さんのケアに専念できるようになりますし、技師ならではの検体採取や超音波検査、輸血の知識を内視鏡業務に取り入れられ、医療の質の向上につながっています。
正確な鉗子操作は、安全で質の高い検査・治療に欠かせません。わずかな力加減で鉗子の向きが変わってしまうため、医師と呼吸を合わせて操作を行う必要があります。
技師の参入で看護師は患者さんのケアに専念できるようになりますし、技師ならではの検体採取や超音波検査、輸血の知識を内視鏡業務に取り入れられ、医療の質の向上につながっています。
臨床工学技士
2022年4月から多様化する内視鏡治療の安全確保と機器管理のため臨床工学技士(CE)が、内視鏡業務に参加しています。安全性の向上を目的とし、内視鏡関連機器の点検を実施し、患者さんにとって安全・安心な内視鏡治療を行えるように日々業務を行っています。
内視鏡室では医師、看護師、臨床検査技師、放射線技師、看護補助員など、さまざまな職種と連携し、内視鏡スコープを含む各機器の設定や不具合に対応しています。今後、検査上必要な周辺機器の定期点検を行い、ESDなどの治療への介入を目指しています。
内視鏡室では医師、看護師、臨床検査技師、放射線技師、看護補助員など、さまざまな職種と連携し、内視鏡スコープを含む各機器の設定や不具合に対応しています。今後、検査上必要な周辺機器の定期点検を行い、ESDなどの治療への介入を目指しています。